ご存知のようにブセファランドラはサトイモ科の植物です。同じ仲間にクリプトコリネがあります。クリプトコリネは環境の変化を感じるとすぐ溶けてしまうことで有名です。これは新しい環境に適応するために一度前の体を捨て環境に適した芽を展開するための進化のようです。
水槽をリセットして何度も溶かしましたが、溶け始めたら 早めに根を残して葉柄の下の方からトリミングした方が復活が早いです。(程度にもよります)
なぜクリプトコリネの話を最初にしたかというと、ブセファランドラもクリプトコリネと同じではありませんが、かなりの変化をします。また、変化をしない場合もあります。(どういうこっちゃ)そしてロングスパンなので、結果が出るまで時間がかかり、ショックが大きい場合がある あります。
輸入されたワイルド株はほとんど100%と言っていいくらい水上葉です。さてこれを水中に沈めます。この後千差万別の変化があります。(程度があって千差万別という表現を取りました。逆にクリプトは比較的はっきりしていると思う)
水中葉を出す。
1、完全に水中葉だろうという葉を出す。(それが水中葉だという資料がない)大概最初は赤っぽく て、または薄い色でだんだん黒くか濃くなっていく。
2、水中葉もどきを出す。水中葉だと思うけど自信がない。1とは葉色が大きく違う。陸上葉に近い色 だが葉がだいぶ柔らかい気がする。
3、葉の形が違う。これは1、2とラップする場合が多い。
水中葉を出さない。
1、葉をほとんど出さない。出しても水上葉みたいな葉を出す。水上葉はそのまま変化しない。これで1年くらいは頑張ります。
2、葉がほとんど落ちる。ただしこれもゆっくり、ゆっくり時間をかけてです。そのあと小さい芽が出てくる。ゆっくりゆっくり。
上のパターンにそれぞれ
1、ほとんど根を出さない。これは、1年くらいは覚悟してください。
2、根を出す。
a、最初だけ活着根を出し 後ほとんど根を出さない。
b、根は出すが、活着根を出さない。(そういう種類もあると思う。逆に活着根を出す種類が少ないかも)
このほかいろいろな程度があります。スムーズに水中順応してもそこから変身することがあります。
活着力は弱いが一応少しの活着根を出し流木に活着した後、順調に水中葉と思われる素晴らしい葉を展開したと思えば(ここまで1年半)なぜかだんだん衰退し今までと違った水中葉を出し始める。(育成条件を変えたわけではないのにわけがわからない。せっかく活着していたのに根が弱る。よく見ると発根していない。なぜ?なぜ?ということがよくあります。)
流木活着水中育成という特殊な条件があるので一般的でないところがあります。
このほかわからないことだらけです。一部のブセファランドラ以外は(有名種がオススメ)慎重に購入した方がいいです。ワイルド株購入で失敗しないためには、水上育成ミスト式がオススメです。(何れにしてもクダガンが一番)
(個人的感想です。)